nano tech 大賞 2025

nano tech 大賞とは

最優秀出展者として「nano tech大賞」および優秀出展者として各「部門賞」を下記の評価基準でnano tech 実行委員が審査を行い決定します。

評価基準

1. 先進性・独創性
  • 技術開発の着眼点、アイデア、新規性・独創性の有無
  • 基礎基盤技術、主要構成部分の技術、周辺技術、または実用化技術の確認
  • 将来期待できる潜在的な効果または事業化有望性の有無
2. 商品性・市場性・経済性
  • 商品化企画についてニーズへの適合性
  • ビジネスモデルの新規性または優位性
  • 販売実績(実績データ等)、実績がないものは販売計画(予定時期、数量、価格等)
3. その他
  • 環境保全性、安全性に関し工夫した点、または配慮されている点

賞体系

1. nano tech大賞

先進性/実用性/事業性などが優れており、社会/産業的な貢献も期待できる製品・技術

【各部門賞(全6賞)】
2. マテリアル賞

上記大賞に準じる製品・技術のうち、特に優れているナノ材料技術・製品

3. アナリティクス賞

上記大賞に準じる製品・技術のうち、特に優れている計測・評価・分析技術・製品

4. ナノプロセス賞

上記大賞に準じる製品・技術のうち、特に優れているナノ加工技術・製品

5. 産学連携賞

産・学の連携によって高度な技術開発が行われ、その事業化が有望視されるもの

6. 特別賞

海外出展者を対象とした特別賞

7. GX賞

グリーントランスフォーメーションに貢献する技術

受賞各社と受賞理由

1. nano tech大賞

TOPPANグループ(小間番号: 4B-10)

半導体の最先端2nm EUV光反射型フォトマスクや3D細胞培養技術を開発するなど、長年蓄積した印刷テクノロジーで産業社会基盤の技術革新に貢献している点を賞す。

2. マテリアル賞

扶桑化学工業(小間番号: 4K-23)

純度99.9999%の超高純度コロイダルシリカをベース材料として、比誘電率2.0の中空シリカを高周波用基板向けの低誘電材フィラー用途等に展開している点を賞す。

3. アナリティクス賞

ボールウェーブ(小間番号: 4L-03-04)

直径3.3mmの超小型ボールSAWセンサーを開発し、極微量水分計や手のひらに載る小型軽量のガスクロマトグラフィ装置として実用化した点を賞す。

日本電子(小間番号: 4F-22)

使いやすさを追及した卓上型SEMや、自動観察・分析機能、自動校正機能を搭載したSEMなど、産学連携プロジェクト等を通じてユーザーフレンドリーな計測装置を開発している点を賞す。

4. ナノプロセス賞

Sotas(小間番号: 4F-03)

化学業界に特化したデータサービスの提供、「⽣産実績の分析」「化学法規対応」などを取り込み、化学系企業の生産性の向上・経営の効率化に貢献している点を賞す。

5. 産学連携賞

NIMS&文科省マテリアル戦略関連事業(小間番号: 4W-10)

共同出展者 : NIMS / マテリアル先端リサーチインフラ (ARIM) / データ創出・活用型マテリアル 研究開発プロジェクト(DxMT)/ NIMSデータ中核拠点(MDPF)/ NIMSマテリアライズ / 東北大学マテリアライズ

文部科学省のもと、材料科学を革新するプロジェクトをオールジャパンで進行させNIMSをハブとして産学連携を強化し、材料科学の新たな可能性を開拓している点を賞す。

6. 特別賞

Deep Tech Canada(小間番号: 5U-02)

シリコン量子ドットはじめ様々な分野で基礎から応用研究、スタートアップ創出、国際研究を推進しているカナダの量子技術関連17組織の革新性を賞す。

7. GX賞

東レ(小間番号: 4F-13)

ナノテクとグリーンの融合により多様な環境対応材料を展開し、とりわけ最先端半導体向けPFASフリーのモールド離型フィルムを実用化し、半導体製造の稼働率向上に貢献した点を賞す。


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